那須川天心のファイトスタイルを分析！無敗伝説の裏側を探る

格闘技のすゝめ、運営者のこうきです。

格闘技界で無敗の記録を更新し続ける那須川天心選手は、圧倒的なファイトスタイルでファンを魅了しています。攻撃のスピードやパワー、そして戦略的なアプローチは、彼のファイトスタイルを特徴づけています。

本記事では、那須川選手のプロフィールや輝かしい戦績に触れ、彼のファイトスタイルと能力に焦点を当てます。また、代表的な試合を分析し、彼の戦術が試合展開にどのように影響するかを詳しく探ります。

那須川選手のスタイルは、攻撃的で技術的な高さを誇り、戦い方は戦略的かつ緻密な計算に基づいています。彼のファイトスタイルを通じて、ボクシングの駆け引きや戦術の複雑さを理解することができます。

柔道、キックボクシング、総合格闘技を実践した経験を活かし、ぼくが那須川選手の技術と戦略を深く掘り下げます。

本記事を通して、那須川天心選手のファイトスタイルの深層を探り、格闘技のさまざまな戦術や技術の理解を深めましょう。

那須川天心とは

那須川天心選手について解説します。

プロフィール

那須川天心（なすかわ てんしん）は、1998年8月18日生まれの千葉県松戸市出身。日本のプロボクサーで、元キックボクサーおよび総合格闘家。身長165センチのボクサーファイタータイプ。

キックボクシングでの戦績は42戦42勝（28KO）という驚異的な記録を持ち、「キックボクシング史上最高の天才」と称されていました。得意のストレートは「ライトニング・レフト」。

2021年にプロボクシングに転向。彼のスピードと技術は格闘技界で高く評価されており、特に予測不可能な攻撃スタイルと効果的なカウンターは、彼をトップクラスのファイターに位置づけています。

階級

那須川天心の階級は、現在55.34㎏のスーパーバンタム級（ボクシング）です。
過去には、バンタム級・フェザー級（キックボクシング）やフライ級（MMA）で試合に出場していました。

獲得タイトル

那須川天心の獲得タイトルは以下の通りです。

◆アマチュアキックボクシング

• KAMINARIMON-35kg級王者
• Bigbang 50kg級王者
• Bigbang 60kg級王者
• 全世界アマチュアムエタイ金メダル
• ムエロークジュニアトーナメント 2010 優勝
• M-1ムエタイチャレンジ40kg級王者
• M-1ムエタイチャレンジ45kg級王者
• M-1ムエタイチャレンジ50kg級王者
• 初代MAキック Jr. 42kg級王者
• 藤原敏男杯 2012 全国大会 50kg級 優勝
• 藤原敏男杯 2013 全国大会 55kg級 優勝
• その他多数
  

◆プロキックボクシング

• 第6代RISEバンタム級王座
• BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 優勝
• ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座（2016年）
• RIZIN KICK ワンナイトトーナメント2017 優勝
• 初代RISE世界フェザー級王座
• ISKAフリースタイルルール世界フェザー級王座（2019年）
• RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 優勝（2019年）

戦績

キックボクシング：42戦42勝（28KO）無敗
プロボクシング：3戦3勝（1TKO）無敗
MMA：4戦4勝（2KO、1サブミッション）無敗

彼は全ての試合で勝利を収めており勝率100%、そのうち約63%の試合でKO勝利しています。（サブミッションによる勝利はKO率の計算に含まれていません。）
※2024年1月25日現在の情報です。

那須川天心のファイトスタイルや能力を分析

那須川天心のファイトスタイルや能力を分析します。

ファイトスタイル

那須川天心のファイトスタイルは、ボクサーファイタータイプのサウスポースタイルです。
ボクサーファイターは攻撃と防御のバランスが取れたスタイルで、技術と力を兼ね備えています。

彼はアウトボクシング戦術を得意とし、距離を保ちながら相手を攻撃するスタイルで、移動と足の使い方に長けています。

オフェンス

那須川天心は、攻撃の正確さとタイミング、そしてスピードに優れています。ハンドスピードが早く、パンチの軌道がまっすぐでコンパクトに打ちます。直線的で短いパンチは、相手の防御を突破するのに効果的です。

特に彼はカウンター攻撃が得意で、相手の攻撃をかわしつつ、隙を見てダメージを与えることができます。

また、自分のリズムを保ちつつ相手の動きに合わせて攻撃を変化させる能力を持っており、試合の流れを自らの手でコントロールし、相手を圧倒することが可能です。

ディフェンス

那須川天心はディフェンススキルも非常に高いです。クリンチワークやステップバック、スウェー、ウィービングなど多様な防御技術を使いこなしています。

特に、グスマン戦で見せたショルダーブロックは相手の攻撃を効果的に交わしていました。非常にテクニカルな防御能力を示しています。

課題点

彼のボクシングの戦績は3戦中2試合が判定勝ちで、1試合がTKO勝利です。これは攻撃においてKOへの積極性をもう少し高める必要があることを意味しているかもしれません。

特にプロボクシングでは、KO勝利がより評価される傾向にあるため、攻撃の威力を増すことが今後求められるでしょう。また、ディフェンス重視のスタイルとなっているため、攻撃に体重が乗っておらず威力不足が感じられます。

KOへの積極性や攻撃の重みを増していくことが、彼のキャリアにおける重要な課題だと言えます。

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代表的な試合でのファイトスタイルを分析

那須川天心の代表的な試合でのファイトスタイルを分析します。

vs 与那覇勇気（2023年4月8日）

与那覇との試合では、ジャブで距離を保ちながら、彼の得意な距離で試合を進めることができました。特に、与那覇が近づいてくるのを上手く利用したカウンター攻撃が多く当たり、彼の試合運びの巧みさを示しています。

那須川は自分のリーチを有効に活用し、相手の攻撃を誘いながら効果的にカウンターを繰り出すことで、試合を支配しました。

vs ルイス・グスマン（2023年9月18日）

グスマンとの試合ではリードジャブを有効に使い、攻撃にキレとパワー、スピードがデビュー戦よりも増していました。また、両手フック攻撃を見せ、特に左フックカウンターと7ラウンドでの右フックカウンターでダウンを奪うなど印象的なシーンを多く見受けられました。

彼の攻撃の多様性とパワーを示しており、相手に対する圧力を高め、有効なダメージを与える能力を持っています。

vs 武尊（2022年6月19日）

THE MATCH 2022での那須川選手は、足技とパンチの組み合わせ、特に距離感の管理とタイミングの良さが際立っていました。彼は武尊の攻撃を見極めながら、スピードと正確なストライキングでポイントを稼ぎ判定勝ちしました。

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vs ロッタン・ジットムアンノン（2018年6月17日）

RISE 125【初代RISE世界フェザー級王座決定戦】での那須川選手は、耐久性と技術の高さを見せました。延長ラウンドまで続いたロッタン戦は、彼のスタミナと精神力が試され、リーチとスピードを生かした攻撃で勝利を収めました。

キックとパンチのバランスが良く、終始一貫して戦術を維持していたことが特徴です。

vs 堀口恭司(2018年9月30日）

RIZIN.13での那須川選手は、自身の動きをしっかりとコントロールしながら、相手の攻撃を巧みに避けることに成功しました。彼はスピードを最大限に活用し、堀口の攻撃を見切りながら効果的なカウンターを放ちました。

また、彼の防御技術の高さと攻撃の正確さが際立ち、相手の攻撃をかわしながら的確なタイミングで攻撃を仕掛ける能力を見せつけました。

那須川天心 ファイトスタイルに関するQ＆A

那須川天心のファイトスタイルに関するよくある質問です。

まとめ

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こうき

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当サイト「格闘技のすゝめ」の管理人。格闘技歴10年。会社員をしながら格闘技をしています！
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