【左アッパーの打ち方】試合で一歩リードするためのテクニックを解説!
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- 左アッパーの基本的な打ち方を知りたい
- 左アッパーの練習方法や防御方法を教えて欲しい
- 左アッパーを得意とするプロボクサーのテクニックを学びたい
キックボクシング上達ブログ、運営者のこうきです。
左アッパーとは、その名の通り左手を使って相手を攻撃する上方向へのパンチです。
しかし、このパンチがただ上向きに打つだけではないことを理解することが、その技巧を掌握する上で非常に重要です。
この記事では、左アッパーの正しい打ち方を細かく解説します。
打ち方だけでなく、この攻撃をどのタイミングで使うべきか、またどのような形で使うと効果的なのかについても言及します。
左アッパーは非常に強力な攻撃で、それを習得することで相手に大ダメージを与えることが可能です。
しかし、その一方で誤った方法で打つと自分自身がカウンターを喰らう原因となります。
そのため、この技術を使う際にはそのリスクも十分に理解する必要があります。
独特のリズムとタイミングが求められる左アッパーですが、こうした要素を理解し習得することで、あなたのボクシングスキルは確実に向上します。
ボクシングの試合では、左アッパー一発で試合の流れを変えることも可能です。
しかし、その一発を打つためには、まずその打ち方を理解しなければなりません。
本記事を読み進めることで、左アッパーの打ち方の基本から応用までを学べます。
左アッパーの技術を身につけることで、あなたのボクシングスキルはさらなる高みへと向かうでしょう。
![【完全保存版】キックボクシングのパンチの種類を解説!](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2023/06/Explaining-the-different-types-of-kickboxing-punches-ic-1-320x180.webp)
左アッパーとは
![Image-of-Kyoguchi-hitting-a-left-uppercut](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2023/06/Image-of-Kyoguchi-hitting-a-left-uppercut.webp)
左アッパーとは、ボクシングや他格闘技で使用される打撃技の一つです。
下から上へと打ち上げるパンチのことを指します。
左アッパーは、予測するのが難しく、しっかりと防御している相手にもダメージを与えることが可能です。
また、左アッパーは効果的にダメージを蓄積させ、相手の防御力を弱める役割も果たします。
特に下顎を狙うことで、相手のバランスを崩すことが可能です。
さらに、試合の終盤や相手の防御力が下がった時には、左アッパーは試合を決定付ける一撃になります。
左アッパーの打ち方
以下に、左アッパーの打ち方を解説します。
基本のスタンスをとる
基本的なボクシングスタンスを保つことが重要です。
バランスを保つと同時にパワフルなパンチを打つための基礎となります。
拳の握り方
拳をしっかりと握ります。
親指は他の指の下に回して、しっかりと握り込みましょう。
手首は一直線に保ち、強度を確保します。
相手の顎や顔に向けてパンチを打つ
左手の肘を少し曲げ、左手の拳を少しだけ下げます。
その後、拳を上方向へと力強くスウィングします。
目標は、相手の下顎や顔に向けて素早く力強く打ち上げることです。
全身を使ってパンチを打つ
アッパーは単なる腕力だけではなく、腰から足、腕へと力を伝える全身の動きが重要です。
腰を回転させ、足の力を利用することでより強いパンチを打つことができます。
すぐにガードを上げる
パンチを打った後は、すぐに防御の姿勢に戻ります。
左拳は顎の側に戻し、右拳は顔を守る位置に戻しましょう。
左アッパーのコツ
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以下に、左アッパーのコツを解説します。
パンチは体全体を使って打つ
パンチの力は腕だけでなく、体全体から来ます。
足から始まり、腰、胸、肩を通じて腕に力を伝えるようにします。
力を伝達するためには、体全体をひねるような動きが効果的です。
短く、早く打つ
アッパーは長い距離を通るパンチではなく、短く速い動きが求められます。
パンチの範囲を広げすぎず、相手との距離が近い時に最も効果的です。
タイミングを見極めて打つ
アッパーは、相手のガードが下がった時や攻撃の合間に打つのが理想的です。
また、近距離で打つのが効果的です。
相手の動きをよく観察し、最適なタイミングで打つことが大切です。
左アッパーの練習方法
以下に、左アッパーの練習方法を解説します。
シャドーボクシング
シャドーボクシングでは、左アッパーの動きを確認しながら、正しいフォームとリズムを身につけます。
拳の握り方、パンチの動き、手首の回転、ガードへの戻り方など、基本的な動作を反復練習しましょう。
サンドバッグ
サンドバッグは、実際に打つ感触を得るための最適なツールです。
左アッパーだけでなく、他のパンチとの組み合わせも練習できます。
また、パンチの力やスピード、精度を向上させることができます。
ミット打ち
ミット打ちは、反応速度とパンチの正確さを高めることができます。
また、トレーナーやパートナーのフィードバックにより、フォームの改善点を見つけることが大切です。
スパーリング
スパーリングは実戦に近い状態でパンチを打つ練習をします。
攻撃と防御のバランス、タイミング、距離感を身につけることができます。
また、ディフェンスやフットワークなど、試合全体の戦略を考える機会にもなります。
左アッパーを使ったコンビネーション
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以下に、左アッパーを使った基本的なコンビネーションを解説します。
ジャブ – 左アッパー
まず左ジャブで相手のガードを上に引きつけ、その隙を突いて左アッパーを打ちます。
ジャブで相手の注意をそらし、その後の左アッパーは、相手の防御の隙を突く強力なパンチです。
ジャブ – 右ストレート – 左アッパー
まず左ジャブを打ち、次に右ストレートを打ち、最後に左アッパーを入れるコンビネーションです。
ジャブとストレートの連続攻撃により相手の注意が前方に集中し、その瞬間に左アッパーを打つことで意表をつくことができます。
右ストレート – 左アッパー – 右フック
まず、右ストレートで相手に強い一撃を与え、次に左アッパーで上から攻撃し、最後に右フックで側面からダメージを与えます。
ジャブ – 右ストレート – 左ボディフック – 左アッパー
まず左ジャブと右ストレートを打ち、次に左ボディフックで相手の体側を攻撃します。
これにより相手のガードが下がり、その隙を突いて左アッパーを顔面に打ち込むことが目的です。
右ジャブ – 左アッパー – 右ストレート
まず、右ジャブで相手の注意を引きつけます。
次に、その隙を狙って左アッパーを打ち、最後に力強い右ストレートを打つことでダメージを与えます。
![コンビネーションブローとは?ボクシングで効果的な使い方を解説!](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2024/02/Thorough-explanation-of-combination-blow-ic-320x180.webp)
左アッパーの防御と対策
以下に、左アッパーの防御と対策方法を解説します。
ブロック
左アッパーが来たとき、相手からの攻撃を防ぐために右手を顔の前に持ってきてブロックすることが一番基本的な防御方法です。
ただし、アッパーは力強いため、ブロックだけに頼らず他の防御手段も組み合わせることが重要です。
スリップ(パンチを避ける)
スリップとは、上体を左右に傾けてパンチを避ける動作です。
左アッパーが来たときは、上体を左に傾けることでパンチを避けることができます。
相手との距離を保つ
アッパーは比較的近距離からの攻撃なので、相手との間に距離を取ることも防御の一つの戦略です。
ジャブやフットワークを利用して、対戦相手がアッパーカットの範囲に入るのを防ぐことができます。
カウンター攻撃を仕掛ける
アッパーの後、相手は一時的に無防備になる可能性があります。
その隙を見つけ、カウンター攻撃を行うことで、相手にダメージを与えるとともに、再度のアッパーカットを抑制することができます。
左アッパーに対するカウンター
![Image-of-a-woman-hitting-a-sandbag-with-a-left-uppercut](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2023/06/Image-of-a-woman-hitting-a-sandbag-with-a-left-uppercut.webp)
左アッパーに対するカウンターは、相手の攻撃を避けつつ、自分の攻撃チャンスを作るテクニックです。
以下に、基本的なカウンターテクニックを説明します。
右ストレート
相手が左アッパーを出すと、その動きにより相手の防御が一瞬開くことがあります。
その隙を狙って右ストレートを打つことで、効果的なカウンター攻撃を行うことができます。
右フック
左アッパーの際に相手の左側が開いている場合、右フックを使って反撃することができます。
これは特に、相手のアッパーがミスした際やオーバーシュートした時に有効なテクニックです。
後ろへ引いてからのカウンター
アッパーは近距離で使われることが多いです。
そのため、相手の左アッパーを予測して後ろへ引き、そのパンチが外れた瞬間に自分のパンチで反撃することができます。
左ボディフック
左アッパーが来るのを予測し、右にウィーブ(体をずらす)しつつ、左のボディフックを打ちます。
この動きでアッパーカットを避けつつ、相手の体側を狙います。
左アッパーの注意点
以下に、左アッパーの注意点を解説します。
バランスを崩さないようにする
力任せに打つのではなく、バランスを保ったままパンチを打つことが重要です。
バランスを崩すと反撃に対して脆弱になりますし、パンチの力も減少します。
また、一つの足に体重が偏りすぎると、相手の反撃に対する防御が難しくなります。
パンチの角度に気をつける
アッパーは直線的ではなく、上向きにパンチを打つため、正しい角度で打つことが重要です。
パンチの角度が大きすぎると、パンチの威力が失われ、相手にカウンターパンチを打たれる可能性があります。
防御の隙を作らない
アッパーを打つときは、ガードが手薄になり反撃を受ける可能性があります。
そのため、状況を見て使用し、一方的にアッパーを使い続けるのではなく、他のパンチと組み合わせて用いるようにしましょう。
そうすることで、自分が攻撃を受けやすい状態を最小限に抑えることができます。
左アッパーの名手を解析
![Image-of-Ioka-hitting-a-left-uppercut](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2023/06/Image-of-Ioka-hitting-a-left-uppercut.webp)
以下に、左アッパーの名手である井岡一翔、内山高志、八重樫東を解析します。
井岡一翔
井岡一翔は、元WBA・WBCフライ級、WBAライトフライ級、IBFミニマム級王者です。
スピーディでパワフルな左アッパーが特徴で、これにより多くのKO勝利を挙げています。
彼は左アッパーを鋭く、素早く打つことで相手の防御を突破します。
また、彼の左アッパーはコンビネーションの一部として使用されることが多く、ジャブやストレートと組み合わせて打つことが特徴的です。
内山高志
内山高志は、元WBCスーパーフェザー級王者です。
その独特なリズムと威力ある左アッパーで試合を支配しました。
彼は左アッパーをパワフルに、正確に打つことで相手にダメージを与えます。
特に、彼の左アッパーはカウンターパンチとして使用されることが多く、相手の攻撃をかわした瞬間に反撃するスタイルが特徴的です。
八重樫東
八重樫東は、元WBA・IBFライトフライ級、WBAフライ級、WBOフライ級王者です。
持ち前のフットワークと緻密なタイミングで放つ左アッパーが武器です。
彼は左アッパーをタイミング良く、正確に打つことで相手のガードを突破します。
また、彼の左アッパーは、ジャブやボディブローといった他のパンチと組み合わせて打たれることが多いです。
![【アッパーの打ち方】試合を決めるアッパーカットのコツを解説!](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2023/06/Uppercut-tips-explained-ic-320x180.webp)
![相手をKOする右アッパーの打ち方!右アッパーのコツと練習方法を解説!](https://www.gentle-world.tech/wp-content/uploads/2023/05/Explains-tips-and-exercises-for-right-uppercuts-ic-320x180.webp)
まとめ
- 予測が難しく、防御している相手にもダメージを与えられる。
- ダメージを蓄積させ、相手の防御力を弱める役割。
- 試合の終盤や相手の防御力が下がった時には、試合を決定付ける一撃になる可能性がある。
- 基本的なボクシングスタンスを保つ。
- 拳はしっかりと握り、手首は一直線に保つ。
- 左手の拳を少し下げてから、力強く上方向へスウィング。
- アッパーは全身の動きが重要で、特に腰から足、腕へと力を伝える動きを意識する。
- パンチを打った後は、すぐに防御の姿勢に戻る。
- アッパーは短く速い動きが求められる。
- 相手の動きやガードの位置をよく見て、適切なターゲットを見極める。
- 最適なタイミングで打つことが重要。
- 右手を顔の前に持ってきてブロックする。
- 上体を左に傾けることでパンチを避ける。
- アッパーは近距離からの攻撃なので、距離を取ることも防御の一つの戦略。
- アッパーの後、相手は一時的に無防備になる可能性があるので、その隙を見つけてカウンター攻撃を行う。
- 力任せに打つのではなく、バランスを保ったままパンチを打つこと。
- アッパーは直線的ではなく、上向きにパンチを打つため、正しい角度で打つこと。
- アッパーを打つときは、ガードが手薄になり反撃を受ける可能性があるので、状況を見て使用する。