【立ち技格闘技団体】最強の立ち技団体はどこ?
- 立ち技格闘技団体について知りたい
- 団体ごとの違いや特徴
- 最強の立ち技格闘技団体はどこなのか
格闘技のすゝめ、運営者のこうきです。
今回は、日本及び海外の立ち技格闘技団体の魅力を深堀りします。国内では、”KOを目指して戦う” K-1、技術磨きを目指すRISE、KO至上主義のKrush、そして独自のルールで知られるKNOCK OUTを取り上げます。
さらに、世界を舞台に熱戦を繰り広げるヨーロッパ発のGLORYやアジア最大級のONE Championshipにも焦点を当てます。
それぞれの団体が持つ特色やルール、そして設立背景から立ち技格闘技の多様性と奥深さを探ります。
立ち技格闘技の世界への理解を深め、その魅力を存分に味わっていただける内容になっています。立ち技格闘技の各団体の特徴や魅力について学びましょう!
日本の立ち技格闘技団体
日本の有名な立ち技格闘技団体をご紹介します。
K-1
K-1とは“KOを目指して戦う”立ち技格闘技。空手、キックボクシング、カンフー、拳法などの立ち技格闘技の頂点(KING)を決めることを目指した大会のことを言います。
選手たちが「殴る・蹴る」で相手を倒すことを一番の概念とし、KOを狙う選手の姿勢、ダメージを伴う攻撃、倒しに行く攻撃・スタイルが評価されます。
K-1のルールは非常にシンプルで、パンチ、キック、膝蹴りのみが許され、肘打ちや頭突き、投げ技、寝技は禁止されています。また、バックハンドブローにも制約があり、有効な攻撃をかなり絞ったルールとなっています。
RISE
RISEは、2003年に設立された立ち技格闘技を中心とした日本の格闘技団体です。「昇る、上を目指す」というコンセプトのもと、選手が経験を積み、技術を磨き、最終的にはより大きな舞台へと進むための養成所の役割を果たしています。特にK-1へのステップアップを目指す選手にとって、RISEは重要な立ち位置を占めています。
RISEのルールでは、パンチやキック、ヒザ蹴りのみが有効な攻撃とされており、ムエタイやキックボクシングなどで許される首相撲や組み技は全面的に禁止されています。
Krush
Krushは、KO至上主義に基づいた超破壊型の打撃格闘技団体です。男子10階級、女子3階級でチャンピオンを決めます。参加する選手たちは、究極の壊し合いを目指しリング上で激しい戦いを繰り広げます。
Krushのルールでは、パンチやキック、膝蹴りや飛び膝蹴りが有効打撃として許されており、頭突きや肘による攻撃、サミング、関節技などは禁止とされています。
KNOCK OUT
KNOCK OUT(ノックアウト)は、2016年からスタートしたキックボクシングイベントです。
肘打ちと首相撲の膝蹴りを認めた純キックボクシングルールで行われ、国内外のトップファイターがしのぎを削っています。
有効打に繋がらない組みや相手の攻撃から逃げるための組みは、ブレイクの対象となります。また、過度な組みは注意、減点の対象となります。
海外の立ち技格闘技団体
海外の有名な立ち技格闘技団体をご紹介します。
GLORY
GLORY(グローリー)は、ヨーロッパのキックボクシング団体です。世界最高峰のキックボクシング団体として、数々のトップアスリート同士のグローバルな試合を開催してきました。
ヨーロッパのキックボクシング団体ですが、日本やシンガポールなどのアジア諸国でのイベント・大会の開催も頻繁におこなっており、ヨーロッパだけに止まらず世界進出を続けています。
ルール面では、K-1とムエタイの良い部分を取り入れており、首相撲は3秒間のみ許されているものの、肘打ちは禁止されているなど独自のルールを採用してます。
ONE Championship
ONE Championship(ワン・チャンピオンシップ)は、アジア最大級の格闘技団体で、ムエタイやキックボクシングだけでなく、総合格闘技の試合も行われます。世界各国の選手が参加し、UFCと並ぶ規模を誇ります。
他の格闘技団体と異なる点として、選手の健康と安全を考慮した革新的な階級設定システムを導入しています。また、業界で初めて「水抜き」による過度な減量を禁止している点が特徴です。
Enfusion
Enfusion(エンフュージョン)は、2011年に創設されたヨーロッパのキックボクシング団体です。K-1で活躍している選手も多いです。
Enfusionのルールでは、パンチやキックが有効打撃として許されており、頭突きや肘による攻撃、膝へのプッシュキックなどは禁止とされています。
ISKA(アイエスケイエイ)
ISKAは、国際競技空手協会(International Sport Karate Association)の略称で、1986年に創設されたキックボクシングと総合格闘技の王座認定団体です。
フルコンタクトやフリースタイル、オリエンタル、ムエタイ、K-1の5つのルールがあります。
ボクシング世界主要4団体
立ち技格闘技のボクシング界には、WBA、WBC、IBF、WBOの4つの主要団体があります。各団体が「世界タイトルマッチ」と認定した試合で勝てば世界王者になれます。
世界主要4団体の王座を統一した選手は、これまでに9人います。そのうち2階級で統一を達成したのは、テレンス・クロフォード選手と井上尚弥選手です。
井上尚弥選手は、2022年にバンタム級で日本人初めてとなる4団体王座統一を果たし、2023年12月にはスーパーバンタム級に階級を上げて王者となりました。
彼は、史上2人目の2階級での4団体統一、そして2年連続で2階級4団体統一を達成した史上初の選手となりました。
WBA (World Boxing Association:世界ボクシング協会)
1921年設立と最も歴史が古く、90か国が加盟しています。
ルールは「スリーノックダウン制」を採用しています。
日本人ファイターも多くチャンピオンになっており、井上尚弥がバンタム級、寺地拳四朗がライトフライ級王者に就いたこともあります。
チャンピオンベルトの色は黒です。
※「スリーノックダウン制」とは、1ラウンド中に3度のダウンがあった場合、自動的にノックアウトが成立すること。ただしアメリカではフリーノックダウン制。
WBC (World Boxing Council:世界ボクシング評議会)
1963年設立で最も多い161か国が加盟しています。加盟国は、主要4団体で最多の160か国を超えており、その意味ではWBAよりも権威が高いとされています。
ルールは「フリーノックダウン制」で、4団体では唯一試合中のスコアを公表(4Rと8Rの終了時)するオープン・スコアリング・システムを採用しています。
チャンピオンベルトの色は緑です。
※「フリーノックダウン制」とは、1ラウンド中のノックダウン数に関わらず、レフェリーが続行不能と判断した時点で試合が終了すること。
IBF (International Boxing Federation:国際ボクシング連盟)
1983年設立で65か国が加盟しています。ルールは「フリーノックダウン制」を採用しています。チャンピオンベルトの色は赤です。
WBO (World Boxing Organization:世界ボクシング機構)
1988年設立で27か国が加盟しており、主要団体のなかでは最も新しい団体です。
ルールは「フリーノックダウン制」を採用しています。
最強の立ち技格闘技団体はどこ?
最強の立ち技格闘技団体ベスト3をご紹介します。
ぼくの個人的な見解なので、あくまで一つの意見として捉えてください。
- GLORY
中量級と重量級における世界トップクラスの選手の集まりと、国際的な知名度や人気の高さから、立ち技格闘技団体の中で最強と言えるでしょう。迫力ある試合展開と高い技術レベルが特徴です。 - ONE Championship
軽量級からヘビー級まで幅広い階級で強力なラインナップを持ち、特に軽・中量級で盤石の力を持っています。また、ムエタイやMMAも含む多様な格闘技イベントを行っていることにより、2位となりました。ファイトマネーの高さも選手にとって魅力的です。 - K-1
世界的な知名度と歴史を持ち、軽量級に関してはK-1が非常に強く、特に55kg級においては世界でもトップクラスの選手が揃っています。しかし、重量級ではGLORYやONEに比べて競争力に欠ける面があるため3位に位置づけます。
立ち技格闘技団体に関するQ&A
立ち技格闘技団体に関するよくある質問です。
- Q1.キックボクシングで1番ファイトマネーが高い団体を教えてください。
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ファイトマネーの額は公開されている情報が限られているため、具体的な数字をお答えするのは難しいですが、ONE Championshipはファイトマネーが高いことで有名です。
- Q2.K-1とRISE(ライズ)の違いは?
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K-1とRISEの違いは、ルールや試合のスタイルにあります。
K-1のオフィシャルルールでは、パンチやキック、膝蹴りのみが許され、肘打ち、頭突き、投げ技、寝技は反則、バックハンドブローにも制約があります。
一方、RISEはパンチ、キック、ヒザ蹴りのみが有効で、組み技や首相撲などは全面禁止です。これにより、打撃技に特化したスタイルの試合が展開されます。
RISEはワンキャッチ・ワンアタックが許されるルールで、K-1は一切の掴みが禁止のルールです。
まとめ
- K-1は「KOを目指して戦う」立ち技格闘技で、パンチ、キック、膝蹴りが有効で、肘打ちや投げ技は禁止。
- GLORYはヨーロッパ発のキックボクシング団体で、中重量級のトップクラス選手が集う世界最高峰の団体。
- ONE Championshipはアジア最大級の格闘技団体で、軽量級からヘビー級まで多様な格闘技イベントを行い、ファイトマネーの高さが魅力。
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