【ボクシング階級表一覧】全階級の身長や体重、人気を解説
- ボクシングや格闘技の階級について知りたい人
- 階級の名前や一覧表を見たい人
- 階級の条件や階級ごとの平均身長を知りたい人
格闘技のすゝめ、運営者のこうきです。
ボクシングは階級ごとの戦略と体格が戦いの行方を左右するスポーツです。本記事では、ボクシングの各階級を詳しく解説し、それぞれの階級における典型的な身長、体重、そしてその階級の人気について掘り下げていきます。
ミニマム級からヘビー級まで、どの階級がどのような特徴を持っているかを紹介。さらに、階級ごとの選手の身体的特徴とそれが試合スタイルにどう影響するかも分析します。ボクシングファンはもちろん、これからボクシングを始めようと考えている方にも役立つ情報が満載です。
階級一覧
ボクシングの階級制度は、選手が公平な環境で競技できるように設計されており、階級ごとに異なる体重制限が設けられています。これにより、各選手は自身の体格に最も適した階級で競技することができ、より安全で健康的なスポーツ環境が保たれます。
各階級で求められるスキルの違いは、その階級の試合を観戦する際の魅力の一つでもあります。
男子プロボクシング階級
以下は男子プロボクシングの階級一覧です。
ミニマム級 (Minimumweight)
重量: 47.63 kg / 105 lbs
有名なチャンピオン: リカルド・ロペス(無敗のキャリアを持つ伝説的なメキシコのボクサー)
特徴:最軽量級で、選手はスピードと技術に優れています。
ライトフライ級 (Light Flyweight)
重量: 48.99 kg / 108 lbs
有名なチャンピオン: マイケル・カーバハル(アメリカ、1990年代のスター)
特徴:身軽で敏捷性が求められる階級。
フライ級 (Flyweight)
重量: 50.80 kg / 112 lbs
有名なチャンピオン: パスカル・ペレス(アルゼンチンの元世界チャンピオン)
特徴:技術とスピードがさらに重要視される。
スーパーフライ級 (Super Flyweight)
重量: 52.16 kg / 115 lbs
有名なチャンピオン: ローマン・ゴンザレス(ニカラグア、複数階級でチャンピオン)
特徴:スピードとパワーのバランスが求められる。
バンタム級 (Bantamweight)
重量: 53.52 kg / 118 lbs
有名なチャンピオン: エデル・ジョフレ(ブラジル、1960年代の名選手)
特徴:パワーと技術の組み合わせがトップレベルになり始める。
スーパーバンタム級 (Super Bantamweight)
重量: 55.34 kg / 122 lbs
有名なチャンピオン: ギレルモ・リゴンドー(キューバ)
特徴:高い技術と戦略が求められる。
フェザー級 (Featherweight)
重量: 57.15 kg / 126 lbs
有名なチャンピオン: アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)
特徴:スピード、パワー、耐久力が均等に必要。
スーパーフェザー級 (Super Featherweight)
重量: 58.97 kg / 130 lbs
有名なチャンピオン: フロイド・メイウェザーJr.(アメリカ)
特徴:総合的な技能が要求される。
ライト級 (Lightweight)
重量: 61.23 kg / 135 lbs
有名なチャンピオン: ロベルト・デュラン(パナマ)
特徴:バランスの良い階級で全ての要素が重要。
スーパーライト級 (Super Lightweight)
重量: 63.50 kg / 140 lbs
有名なチャンピオン: フロイド・メイウェザーJr.(アメリカ)
特徴:パワーがより重要になる。
ウェルター級 (Welterweight)
重量: 66.68 kg / 147 lbs
有名なチャンピオン: マニー・パッキャオ(フィリピン)
特徴:パワーと技術が高度に要求される。
スーパーウェルター級 (Super Welterweight)
重量: 69.85 kg / 154 lbs
有名なチャンピオン: サウル・アルバレス(メキシコ)
特徴:大きなパワーと堅実な防御が求められる。
ミドル級 (Middleweight)
重量: 72.57 kg / 160 lbs
有名なチャンピオン: マービン・ハグラー(アメリカ)
特徴:技術、パワー、戦略の三位一体が求められる。
スーパーミドル級 (Super Middleweight)
重量: 76.20 kg / 168 lbs
有名なチャンピオン: ジョー・カルザゲ(ウェールズ、無敗のキャリア)
特徴:高いパワーと精度が必要。
ライトヘビー級 (Light Heavyweight)
重量: 79.38 kg / 175 lbs
有名なチャンピオン: ロイ・ジョーンズJr.(アメリカ、1990年代から2000年代初頭にかけて活躍)
特徴:強力なパンチと体力が特徴。
クルーザー級 (Cruiserweight)
重量: 90.72 kg / 200 lbs
有名なチャンピオン: エヴァンダー・ホリフィールド(アメリカ、後にヘビー級で成功)
特徴:重量級への移行点で、パワーとスピードのバランスが鍵。
ヘビー級 (Heavyweight)
重量: 90.72 kg / 200 lbs 以上
有名なチャンピオン: ムハンマド・アリ(アメリカ)、マイク・タイソン(アメリカ)、レノックス・ルイス(イギリス/カナダ)
特徴:最も重い階級で、圧倒的なパワーと耐久力が必要。
女子プロボクシング階級
以下は女子プロボクシングの階級一覧です。
アトム級 (Atomweight)
重量: 46.27 kg / 102 lbs
有名なチャンピオン: 該当する著名なチャンピオンの情報は限られていますが、新興階級として注目されています。
特徴:最軽量級で、非常に高いスピードが求められる。
ミニフライ級 (Minimumweight)
重量: 47.63 kg / 105 lbs
有名なチャンピオン: 吉田実代(日本)
特徴:身軽さとスピードが重視される。
ライトフライ級 (Light Flyweight)
重量: 48.99 kg / 108 lbs
有名なチャンピオン: イェセニア・ゴメス(アルゼンチン)
特徴:敏捷性と技術が要求される階級。
フライ級 (Flyweight)
重量: 50.80 kg / 112 lbs
有名なチャンピオン: マリアナ・フアレス(メキシコ)
特徴:スピードと技術の両方が求められる。
スーパーフライ級 (Super Flyweight)
重量: 52.16 kg / 115 lbs
有名なチャンピオン: ナオコ・フジオカ(日本)
特徴:バランスの取れた技術とパワーが必要。
バンタム級 (Bantamweight)
重量: 53.52 kg / 118 lbs
有名なチャンピオン: アマンダ・セラノ(プエルトリコ)
特徴:技術とパワーのバランスが重要。
スーパーバンタム級 (Super Bantamweight)
重量: 55.34 kg / 122 lbs
有名なチャンピオン: ダニエラ・ロマニ(アルゼンチン)
特徴:技術的な戦いが求められる。
フェザー級 (Featherweight)
重量: 57.15 kg / 126 lbs
有名なチャンピオン: シンシア・カントゥ(メキシコ)
特徴:スピードと持久力が試される。
スーパーフェザー級 (Super Featherweight)
重量: 58.97 kg / 130 lbs
有名なチャンピオン: ハム・チョリ(韓国)
特徴:総合的な能力が求められる階級。
ライト級 (Lightweight)
重量: 61.23 kg / 135 lbs
有名なチャンピオン: ケイティ・テイラー(アイルランド)
特徴:技術とパワーの統合が必要。
スーパーライト級 (Super Lightweight)
重量: 63.50 kg / 140 lbs
有名なチャンピオン: クリッサ・シールズ(アメリカ)
特徴:パンチのパワーが増し、戦略的な思考が求められる。
ウェルター級 (Welterweight)
重量: 66.68 kg / 147 lbs
有名なチャンピオン: セシリア・ブレークフス(ノルウェー)
特徴:パワーと技術がさらに強調される重要な階級。
スーパーウェルター級 (Super Welterweight)
重量: 69.85 kg / 154 lbs
有名なチャンピオン: クリッサ・シールズ(アメリカ)
特徴:パンチ力と防御スキルがバランス良く必要とされる。
ミドル級 (Middleweight)
重量: 72.57 kg / 160 lbs
有名なチャンピオン: クリッサ・シールズ(アメリカ)
特徴:技術とパワーが高いレベルで必要とされ、プロレベルの技術が求められる。
スーパーミドル級 (Super Middleweight)
重量: 76.20 kg / 168 lbs
有名なチャンピオン: フランション・クルーズ=デザーン(アメリカ)
特徴:パワーと耐久力、戦略が高いレベルで求められる。
ライトヘビー級 (Light Heavyweight)
重量: 79.38 kg / 175 lbs
有名なチャンピオン: 情報が限られており、この階級の女子チャンピオンは現在目立った存在が少ない。
特徴:強力なパンチと体力、そして戦略の統合が特に重要になる。
ヘビー級 (Heavyweight)
重量: 79.38 kg / 175 lbs 以上
有名なチャンピオン: アニー・オクタバ(ドイツ)
特徴:最重量級で、圧倒的なパワーと耐久力が求められ、体格の大きさも戦略に影響を与える。
階級を分ける理由
ボクシングにおいて階級を分ける理由は、競技の公平性を保ち、選手の安全を確保するためです。以下はその主な理由です。
公平な競技条件
体重差は身体能力に直接影響を及ぼすため、体重が似ている選手同士を対戦させることで、より公平な条件での試合を実現します。これにより、より技術や戦術が勝敗を左右する要因となります。
選手の安全性向上
体重の大きな差があると、重い選手が軽い選手に対して有利になる場合があり、怪我のリスクが高まります。階級を設けることで、選手が同等の体格の相手と対戦することが保証され、試合の安全性が向上します。
技術の発展
同じ体重クラス内での対戦は、選手に特定の階級に適した戦術や技術を磨く機会を提供します。例えば、軽量級ではスピードと敏捷性が、重量級ではパワーと耐久力が重視される傾向にあります。
ボクシングの階級と身長の関連性
ボクシングの階級と選手の身長には一定の関連性がありますが、これは絶対的な規則ではありません。一般的に、階級が重くなるにつれて選手の平均身長も増加する傾向がありますが、特定の階級内でもさまざまな身長の選手がいます。
ここでは、階級別の一般的な身長範囲とその関連性について説明します。
身長と階級の関連性
ミニマム級からライトフライ級
この軽量クラスの選手は一般的に身長が低い傾向にあり、約150cmから165cmの間であることが多いです。
フライ級からバンタム級
身長はやや高くなり、平均して約160cmから170cmの範囲になります。
フェザー級からライト級
選手の平均身長はさらに伸び、約165cmから175cm程度になることが一般的です。
ウェルター級からミドル級
この範囲の選手はしばしば170cmから180cmの間の身長を持っています。
スーパーミドル級からライトヘビー級
身長が180cmを超える選手が多くなり、身長は約175cmから185cm程度です。
クルーザー級
身長は平均で約180cmから190cmです。
ヘビー級
この最も重い階級では、身長が190cm以上の選手が一般的で、中には200cmを超える選手もいます。
階級と身長の影響
身長が高い選手はリーチ(腕の長さ)が長く、これが有利に働くことが多いですが、それだけが勝敗を決めるわけではありません。身長が低い選手は動きが素早く、相手にとって打ちづらいターゲットとなることがあります。
また、低身長の選手はしばしば中距離やインファイトで有利に戦える技術を持っています。
ボクシングにおける身長と階級の関連性はあくまで一般的な傾向に過ぎず、多くの例外が存在します。選手のスタイル、技術、体力、戦略が試合の結果に大きな影響を与えるため、階級だけでなく、これらの要素も考慮する必要があります。
ボクシングの階級に関するQ&A
ボクシングの階級に関するよくある質問です。
- 日本人で三階級王者になった人はいる?
-
日本人で三階級王者になったボクサーはいます。
井岡一翔
その中でも特に著名なのは、井岡一翔(いおか かずと)です。井岡一翔は、ミニマム級、ライトフライ級、そしてフライ級の3つの異なる階級で世界チャンピオンに輝きました。彼は2012年にWBCミニマム級タイトルを獲得し、その後2014年にはWBAライトフライ級タイトル、2017年にはWBAフライ級タイトルを獲得しています。井岡一翔は、日本ボクシング史上でも非常に成功した選手の一人とされ、その戦績とスキルで広く認識されています。
井上尚弥
井上尚弥は2014年にWBC世界ライトフライ級チャンピオンとなり、この階級での制覇を果たしました。彼はこのタイトルを1度防衛した後、階級を上げることを決めました。
また、2014年にはスーパーフライ級に転向し、同年12月にWBO世界スーパーフライ級タイトルを獲得しました。この階級で井上は7度のタイトル防衛に成功し、圧倒的な強さを見せつけました。
2018年にはさらに階級を上げ、バンタム級に挑戦しました。彼はこの年の5月にWBA世界バンタム級タイトルを獲得し、その後もIBFタイトルを獲得するなど、この階級でも顕著な成功を収めています。
あわせて読みたい現在の井上尚弥の階級は?4階級を制覇したときの階級を一覧で解説あわせて読みたい井上尚弥のファイトスタイルを解説!彼の強さの秘訣とは?
- ボクシングの階級で一番軽いのは何級?
-
ボクシングで一番軽い階級は「ミニマム級」です。この階級は、プロボクシングにおいて最も軽量クラスとされています。ミニマム級は、他の階級と同様に国際的なボクシング組織によって異なる名称で呼ばれることがあります。
WBC(世界ボクシング評議会)では「ミニマム級」
WBA(世界ボクシング協会)では「ミニフライ級」
IBF(国際ボクシング連盟)およびWBO(世界ボクシング機構)では「ミニマム級」とも呼ばれます。
ミニマム級の体重制限は、通常105ポンド(約47.63キログラム)です。この階級の選手は、特にスピードと技術が求められ、迅速な動きと高い持久力が特徴です。
- ボクシングの階級を人気順で教えて
-
ボクシングの階級の人気は、時代や地域、個々のチャンピオンの影響によって大きく異なることがありますが、一般的に注目されやすい階級にはいくつかのパターンがあります。以下は、多くのボクシングファンやメディアから特に注目を集める階級を示しており、一般的な人気順で並べてみました。
ヘビー級(Heavyweight)
伝統的に最も注目を集める階級で、ボクシングの「キング・オブ・ザ・リング」と見なされることが多い。過去の伝説的な選手(例:ムハンマド・アリ、マイク・タイソン)によって、この階級は特に人気があります。
ウェルター級(Welterweight)
技術とスピードが高いレベルで求められる階級で、過去にはフロイド・メイウェザーJr.やマニー・パッキャオなど、スター選手が名を連ねています。
ミドル級(Middleweight)
歴史的に大きな試合が多く、マービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナードなど、多くの偉大なチャンピオンを輩出しています。
ライトヘビー級(Light Heavyweight)
力強さと技術が融合した階級で、過去にはロイ・ジョーンズJr.など、魅力的な選手が活躍。
スーパーフェザー級(Super Featherweight) / ジュニアライト級
近年では、ヴァシル・ロマチェンコやジェルヴォンタ・デイビスなどのスター選手により、注目度が高まっています。
バンタム級(Bantamweight)
技術的なスタイルと迅速な動きで知られ、過去にはルーベン・オリバレスやカルロス・サラテなどが名を馳せました。
ライト級(Lightweight)
技術とパワーのバランスが求められる階級で、テオフィモ・ロペスやヴァシル・ロマチェンコのような選手が最近の注目を集めています。
フェザー級(Featherweight)
ウィリー・ペップやサルバドール・サンチェスなど、伝説的な選手が名を連ねる歴史ある階級です。
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- アマチュアボクシングの階級は?
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アマチュアボクシングでは、階級の数がプロボクシングと異なる場合があります。また、大会や国際的なイベントによって若干の違いが生じることもありますが、一般的に使用される階級は以下の通りです。
ライトフライ級(Light Flyweight): 最大49kg
フライ級(Flyweight): 最大52kg
バンタム級(Bantamweight): 最大56kg
ライト級(Lightweight): 最大60kg
ライトウェルター級(Light Welterweight): 最大64kg
ウェルター級(Welterweight): 最大69kg
ミドル級(Middleweight): 最大75kg
ライトヘビー級(Light Heavyweight): 最大81kg
ヘビー級(Heavyweight): 最大91kg
スーパーヘビー級(Super Heavyweight): 91kg以上
これらの階級は、アマチュアボクシングの国際競技(例えばオリンピックや世界選手権)で一般的に採用されています。選手はこれらの階級に基づいて試合に出場し、階級ごとに体重測定が行われることが一般的です。アマチュアボクシングでは、選手の安全を確保し公平性を保つために、厳格な体重管理が求められます。
- キックボクシングの階級は?
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キックボクシングの階級は、プロモーションや団体によって多少の違いがありますが、一般的な階級を以下に示します。これらは国際キックボクシング連盟(IKF)や他の主要な団体で用いられている分類です。
アトム級 (Atomweight): 最大48 kg
フライ級 (Flyweight): 最大51 kg
バンタム級 (Bantamweight): 最大54 kg
フェザー級 (Featherweight): 最大57 kg
ライト級 (Lightweight): 最大60 kg
スーパーライト級 (Super Lightweight): 最大63.5 kg
ウェルター級 (Welterweight): 最大67 kg
スーパーウェルター級 (Super Welterweight): 最大70 kg
ミドル級 (Middleweight): 最大72.5 kg
スーパーミドル級 (Super Middleweight): 最大76 kg
ライトヘビー級 (Light Heavyweight): 最大79 kg
クルーザー級 (Cruiserweight): 最大86 kg
ヘビー級 (Heavyweight): 最大95 kg
スーパーヘビー級 (Super Heavyweight): 95 kg以上
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- 那須川天心のキックボクシングでの階級は?
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那須川天心はキックボクシングやボクシングで活躍しており、フライ級またはバンタム級で競技しています。キックボクシングでは特にフライ級(約53キログラム)で多くの試合を行ってきました。彼はこの階級でRISEやK-1などのプロモーションで数多くの試合に出場し、高い実績を積んでいます。
まとめ
今回はボクシングの階級について解説いたしました。
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